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Fetch APIの概要
Fetch APIは、JavaScriptからネットワークリクエストを行うための機能です。これを使うことで、fetch()
メソッドでGETやPOSTリクエストを簡単に送信できます。例として、GETリクエストとPOSTリクエストの送信方法が紹介されています。 -
GET、POST、その他のリクエストメソッドの大小文字の違い
Fetch APIでは、GETやPOSTなどのメソッド名を大文字で書いても小文字で書いても問題なく動作します。ブラウザはメソッド名を正規化し、大文字に変換して送信します。これにより、ケアレスミスを防ぐことができます。 -
PATCHメソッドの特殊扱い
しかし、PATCHメソッドはGETやPOSTとは異なり、Fetch APIでは大小文字を区別します。PATCH
とpatch
は異なるリクエストメソッドとして処理され、patch
を使った場合はエラーが発生します。この挙動は意図されたものであり、Fetch APIの仕様に基づくものです。 -
エラーの発生条件
PATCHメソッドの大小文字を区別する理由は、Fetch APIが標準化団体の仕様に従っているためです。patch
を小文字で使用した場合、サーバーから「405 Method Not Allowed」のエラーが返されることがあります。これは、HTTP仕様でPATCHメソッドが大文字で定義されているためです。 -
Fetch APIと過去の仕様の違い
Fetch APIは、XMLHttpRequest(XHR)の後継として、後方互換性を重視しつつ新しく作られたAPIです。XHRではPATCHメソッドも大文字に変換されていましたが、Fetch APIではPATCHに関しては変換が行われません。